みなさん、こんにちは。サステナブル・ラボ(以下「サスラボ」)のHRチームからカルチャーに関するお話をします。
サスラボでは週に1度の全社ミーティングの中で、毎回1名のメンバーが自らのMVV(MISSION・VISION・VALUE)のプレゼンする機会を設けています。みんなで作った会社のMVVと、個人のMVVのどこがどんなふうに重なるのかを考えることで、より意思をもって働いてもらうきっかけづくりとしています。
先日、Director of TechnologyのチナパさんがMVV発表の中で、仕事で意識している「メンタルモデル」について話してくれました。メンバーに気づきと刺激を与えてくれた素晴らしい内容だったので、皆さんにもシェアしたいと思います!
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私が進化し続けるために実践する「動詞バリュー」
presented by パタマダ・チナパ
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私が日々の行動や仕事の中で大切にしている考え方を一緒に働くみんなとも共有したいと思います。
私は「動詞バリュー(Verb Values)」と呼んでいるのですが、いわゆる“メンタルモデル”といったほうが近いかな。図に表すとこんな感じです。
自分が進化するためにどう行動していけば良いか、私はこう考えています。
進化するためには、まず前に進む。そして、失敗したらリカバリーする。この両方が必要です。
がむしゃらに前に進むと必ずどこかで失敗します。でも、失敗からいろいろなものを得てリカバリーができれば、価値ある失敗になります。そういう失敗をたくさんすることで、前進スピードが加速していくのです。
そもそもどうやって前に進むのかというと、まず可能性を信じる。
自分の可能性、世界の可能性を信じ、そこにたどり着けると信じる。そして、行動者となる。たとえ確信がなくても、できることを全力でやってみるのです。
サステナブル・ラボで働くメンバーに向けて翻訳すると「北極星を定め、そこへ到達するために為すべきことを為す」ということですね。まさに同じ考え方です。
では、いろいろチャレンジしてみてうまくいかなかった時、失敗してしまった時はどうするか。未知なる道を進んでいくので、一部のことは必ず失敗します。大事なことは次の2つです。
私はこのメンタルモデルを日々の活動の中で意識しています。皆さんにも役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
チナパさん、ありがとうございました!
プレゼン後、メンバーからはこんなコメント、質疑応答がありました。
メンバー:完成されているマインドだな、と思いました。「前に進む」は自分も意識してやっているものの、失敗時のリカバリーの考え方は抜けがちなので勉強になりました。ただ、いざネガティブな局面に陥った時には混乱したり、徹底的に落ち込んだりもあると思います。そこをチナパさんはどうしていますか?
チナパ:まず、失敗したら、まず自分の中で解決できるかできないかを判断します。自分で確実に解決できる小さなネガティブについては、共有しなくても大丈夫かもしれない。でも自分で解決できない時は早めに共有するようにしています。
私もうまく対処できないことはありますよ。その原因は主に3つ。①そもそもネガティブに気づいていない。②ネガティブの重要性を見誤っている。③さらに心理的な負担から周囲と共有できない場合もあるでしょう。自分の心の状況によって実践できたりできなかったりはあります。完璧にはできていないけれど、理想を目指して実践しようと心がけています。
日々メンタルを良い状態に保つこと、どこが変えられるのかを起点に考えることが大切だということですね。
メンバーB:「変えられるものにフォーカスする」は良いなと思ったのですが、当事者が自責傾向にある場合、精神的“負”が同時に起きる気がします。そこをチナパさんはどう考えていますか?
私は、基礎=「行動する・ネガティブを即シェア」、応用=「変えられるものにフォーカス・可能性を信じる」と分けて考えてみました。そして、まず基礎を実践する。基礎がないまま応用にいってしまうと自責傾向の人は潰れてしまうような気もするんです。
チナパ:そういう考え方もできますね!私は戦術=「行動する・ネガティブを即シェア」、戦略=「変えられるものにフォーカス・可能性を信じる」というイメージで捉えています。
ただ、注意したいのは、短期的に変えられること(変えられないこと)と、 長期的に変えられること(変えられないこと)は違う点。これはとても重要です。
例えば、働き方で考えてみるとわかりやすいでしょう。自分の仕事のキャパは「自分でコントロールできる」「自分で変えられる」と考える。それで週に80時間以上も働いてしまい、潰れる。これは間違っています。短期的に解決しようとして働き方がサステナブルではありません。
ではどうすれば良いのか?自分のキャパ(能力)は短期的には変えられないけど、長期的になら変えられます。何を練習したり勉強したりすれば変えられるのかを考えて実行すれば良いのです。
一方で生物的に必要なことは変えられません。睡眠3時間の場合、翌日は確実にパフォーマンスが落ちるのは生物としての原理なので、自分がいくら頑張っても変えられません。さらに、理論的には変えられることでも、そのために必要なリソースが多くある場合、同時にいくつも変えるのは不可能な場合もあります。
メンバーB:なるほど!“変えられるもの”もいろいろな視点から考えてみるべきなのですね。
メンバーC:このサイクルを実践するのは日常の業務レベルでもなかなか難しいんだろうけど、人生にもあてはめられるような気がしました。失敗して自分の可能性が信じられなくなる時もあっても、そこからまた行動者になって…という風に。小手先ではなく価値観レベルでこのメンタルモデルを使っていけば、人は何度でも生き直せるみたいな考え方もできるよね。
メンバーD:実際にチナパさんと一緒に仕事をすると、確かに「変えられるものはどれだ?」といつも言っていますよね。頭の中にある考えを言葉にして見える化し、日々の業務で実践していることに大きな意味があると思います。
チナパ:そうそう!小さなことから少しずつ実践していきましょう。
多彩なバックグラウンドを持つメンバーが集まるサスラボ。常に仲間から刺激を受けて成長できる環境はやっぱり特別!と改めて感じました。
これからもメンバーが自分の考えを発信でき、知・経験・マインドを互いに学び合えるような組織と仕組みを作っていきたいと思っています。
サステナブル・ラボでは、様々な職種での応募を受け付けております。私たちと一緒に、良い未来を創っていける方を、お待ちしております!