今回の社員インタビューは2021年秋にエンジニアとして、ジョインした数井さんです。たまたま参加したウェビナーでサスラボに興味を持ち、転職を考えていなかったにも関わらず、一念発起でジョインされた数井さん。エンジニアとして、データチームとフロントチームを接続しながらプロダクト開発を一手に担ってくれている、そんな頼もしいメンバーを紹介します。
-自己紹介をお願いできますか?
大学で知能情報システム工学(今でいうAI)を学びながら、アルバイトでWEB開発をしていました。そこでシステムエンジニアの基礎を身に付け、卒業後はシステム開発の会社に就職し、20年近く働いてきました。
-サスラボに出会ったきっかけは?
AIが世の中の花形になりつつある中で、改めてPythonの基礎から勉強したいと思い、2021年夏にPythonのWEB講習会に参加しました。そこにたまたま登壇していた代表の平瀬さんがAIとSDGsの融合について話をされていて、感銘を受けたんです。エンジニアの立場でサスラボのプロダクト開発に一役買えるのではないかという思いが芽生え、3ヵ月のプロボノを経て一人目の社内Webエンジニアとして入社しました。
-元々、転職を考えていたのでしょうか?
当時、転職は全く考えていませんでした。平瀬さんの話を聞いたときにワクワクして、ぜひこの会社に入りたい、この歳になってもう一度夢を追いたいという気持ちが湧いてきたんです。それまでは仕事=生活のため、という認識だったのですが、サスラボなら今までの自分の経験を生かしつつ、仕事を通じて夢を実現できるのではと考えるようになりました。
以前から、ESGやSDGsといった言葉は見聞きしていましたし、何らかの形で関われたらいいなという思いがありましたが、ESGとAIをどう結びつけられるのか閃かなかったし、エンジニアとしてどう関わればいいのかもわからず漠然としていました。そんな時に、平瀬さんの話を聞いて点と点が繋がり、線になったという感じです。自分はそれらを結びつける架け橋になれるかもしれないという具体的なイメージができたんです。当時、サスラボのファーストプロダクトであるTERRAST βは開発途上のプロダクトでしたが、エンジニアとして関わることで、サステナビリティのために自分の力が発揮できるという道筋が描けたので、転職の気持ちが固まりました。
-サスラボではどのような業務をされていますか?
以前は下請け会社にいたので、すでに受託が決まった案件を開発する業務でした。サスラボに入ってからは週に一回プロダクトミーティングがあり、顧客からのフィードバックを踏まえ、あらゆる課題の実現方法を話し合います。ミーティングでは、自分のアイデアや考えを積極的に話せるので、とてもやりがいがあります。すでに決まったことをやるだけではなく、自分のアイデアをこれから形にできる機会があるのは嬉しいし、楽しいですね。
プロダクト開発には、大きく分けてフロントエンドとバックエンドの2つがありますよね。私の主業務はバックエンドの開発ですが、社内の一人目エンジニアとしてTERRAST βの開発とマネジメント全体を担当しています。社内だけではなく、社外の委託パートナーとのやりとりも行います。
- 開発ではどんなデータを、どのような流れで扱うことが多いですか?
扱うデータは大きく分けて2種類あります。CO2排出量や従業員数などといった企業の非財務データと、これを元にサスラボが解析したESGスコアデータです。データチームが整え、解析した双方のデータを、私がデータベースに取り込んでプロダクト上に表示させることが大きな仕事のひとつです。また、どんなデータが顧客にとってわかりやすいのか、どうすればわかりやすく情報を提供できるか等を考え、取りまとめることも私の仕事です。例えば、折れ線グラフでの表示が適切なデータなのか、ヒストリカルな目標値と実績値をどう見せるか、推移の表をどう表示させるのかなど、視覚的な部分を検討するために、絵を描いたりすることもあります。データチームと連携し、どんなデータを用意できるかどうか、日々のミーティングで話し合います。
バックエンドエンジニアとして、開発言語は主にPHPを使っています。グラフや表などデータの可視化処理は、現状では委託パートナーにお願いしていて、フロント開発ではJavaScriptの関連言語であるVue.jsを使っています。いずれはあらゆる開発を内製化し、よりタイムリーかつ精度高く開発できる体制を整えたいと考えています。
ー 1日の仕事の流れは?
朝起きたらすぐ机に向かいます。ミーティングがある時は自分のアイデアをアジェンダにまとめることもあります。それ以外は黙々と開発に携わっています。ミーティングと開発業務の割合は1:9くらいですね。今は、お客様にプロダクトを広める段階なのでうまく軌道に乗るか気がかりで休日に仕事が頭を過ぎることもありますが、システム開発が好きなので、趣味の延長としてゲームを楽しむような感覚で、前向きに取り組めています。
スケジュール管理はすべて任されているので、気が緩み過ぎない程度にリラックスしながら自分のペースで仕事ができます。フルリモートなので疲れた時は自分なりの気分転換ができるのがいいですね。私の自宅は広島なんですが、運動がてら近所の山へ出かけて空気を吸ってリフレッシュすることもあります。
- エンジニアとしてサスラボでの開発で気を付けていることはありますか?
サスラボは開発ペースが速い一方で、全体テストの時間を十分取ることができないこともあるため、バグ取りや修復といった事態の可能性も含めてスケジュール管理する必要性を感じていますね。スピード感と責任感を持ってチャレンジしています。この辺りの知見やスキルが強いメンバーが入ってくれるのも期待しています。
また、サステナビリティやESGに関するデータを扱う事業なので、その分野の専門的な知識や用語が日々社内で飛び交っています。転職前はこの分野の知識はなかったのですが、ミーティング中に知らない用語が出てきたらその都度調べるなど、徐々に覚えていきました。応募前に心配する方もいると思いますが、業務をしながら習得していけるので、大丈夫ですよ!
- 職場環境や雰囲気はどうですか?
社内に上下関係がない点が良いですね。ミーティング中に代表の平瀬さんや、他のメンバーが話していても、意見があれば都度カットインできる。誰でも自由に発言できて、みんなが同じ立場。各分野のプロフェッショナルを尊重しています。また、そういう組織でありたいという社内の雰囲気やメンバーの想いも感じています。会社組織というよりも同じ夢を追いかける仲間という感じで楽しい環境です。
また、サスラボでは、週に一度の全体ミーティングでメンバーの一人にスポットを当てて、その人の長所を照らし出す「照らしんぐ」という取り組みを行なっています。私は、誉め言葉を素直に受け取れないタイプなのですが、メンバーがこんな風に思ってくれていたんだと知って、自分の仕事に誇りを持てるようになりました。業務中に、そのような時間や場を設ける企業は珍しいと思います。サスラボは、データサイエンスの力で世の中の良い企業を「照らす」事業を行なっていますが、組織自体が、社内の一人一人を「照らそう」と取り組んでいることにも、大きな意義があると思います。成果だけを重視するのではなく、照らすことによって、メンバー同士の絆を大切にしているところが、非常に魅力的だなと思っています。
- 入社前と後でギャップはありましたか?
仕事のペースの速さは想像以上でしたね。でも、一人で悩みを抱える必要はなくて、開発の人員が必要だと思った時は、早めに相談すれば人員確保のフォローなどをしてもらえるので、現状のキャパシティだけで解決しなければいけないということはありません。
- 今後の目標は?
今後一年は、プロダクトを計画通りのスケジュールで完成に近づけたいですね。プロダクト開発は色々なことを並行して進めなければなりませんが、計画通りに進行するにはユーザーにとって何が一番重要かを考え、優先順位を明確にすることも大事だと思います。顧客が満足するに相応しいプロダクトのラインとスケジュールを見定めながら、どこまで開発すべきか見極めることを心掛けたいですね。
また、サスラボという会社自体がよりサステナブルな存在となって、ESGの業界を照らす立場として確立できればいいなと考えています。横のつながりを活かした、メンバーのリファラル採用でも力になりたいです。
- どんな人にメンバーになってほしいですか?
単純に転職したいという人よりも、持続可能な社会の創生など、サステナビリティに対して何かしらの熱い想いを持っている人に加わってほしいですね。自分なりのはっきりとした想いを持ちながら、全体の調和も図れる柔軟性に富んだ方と一緒に仕事ができたら嬉しいです。
- 最後に、未来のサスラビアンに一言メッセージをお願いします!
サスラボは自由な面がたくさんあって、非常に楽しい職場です。もちろん自由は責任と表裏一体なことは忘れてはいけませんが、そういった面でも「強く優しい」組織を目指しています。学歴やキャリア関係なく、熱い想いを持っている方ならきっとサスラボの力になってくれると思います。ぜひ一緒に「強く優しい」社会をつくりましょう!
- ありがとうございました!より良いプロダクトを実現するため、真摯にストイックに仕事と向き合われる数井さんはまさにプロフェッショナル・エンジニア!サスラボのプロダクト開発に欠かすことのできない頼りになる存在です。
採用拡大中のサスラボでは、様々な職種での応募を受け付けております。私たちと一緒に、良い未来を創っていける方を、お待ちしております!
Interviewer&Writer:Mizuki Sato(PR)