今回は、経済学とデータ分析を人生の使命として突き詰めたいという熱い想いを持つデータサイエンティスト戸田さんへのインタビューです!
― 自己紹介をお願いします
東京大学で経済学を、東京大学大学院で公共政策を学びました。卒業後も公共政策への思いが募り、一般的な就職をせずにアカデミア以外で関わる道はないか模索するなかでデータサイエンティスト(以下、DS)という職業に思い至りました。独学でDSを学んでいる時、サステナブル・ラボの求人に出会いました。
- サステナブル・ラボの面接はどうでしたか? ジョインの決め手は?
代表の平瀬さんとDS鈴木さんが面接官で、経済理論の深い話ができると思いました。そういう人には、なかなか出逢えないし、自分が研究したいと思っていた領域をサステナブル・ラボで深められそうだと思えたことが、ジョインする決め手となりました。
アーリーフェーズの企業であることもあり、チームの役割が四角四面に決まりきっておらず柔軟であることもわかり、「これはチャンスだ!」と思いました。
仕事として携わるなら、自分は理系の方が肌に合っているだろうなと感じていて。学部は文系ですし、思考のベースには「世の中を変えてやるんだ」という子供の頃に抱いた青い文系的なマインドがあります。しかし、理系的な自分の資質を活かしつつ、文系的な理想の実現に繋がるような仕事になかなか巡り会えませんでした。そんな時にサステナブル・ラボの面接を受けて、ここならその両面でフィットする気がしたんです。
-戸田さんは数学力がずば抜けていた、と採用時に社内で話題になっていました。その高い能力があったからこそ、DSとしてのキャリアを始めることが出来たのですね。ご自身ではどのように感じますか?
私は、有料Webサービスを使って、独学でPythonとDS基礎知識の学びを深めてから、データサイエンスの世界に飛び込みました。
現在の業務では、伝統的な統計分析に加え、AIやディープラーニング、機械学習をメインに行っていますが、そういった今の業務には、自分の得意な理数的な分野が活かせていると思います。
メンバーそれぞれ得意分野があり、全員が常にプロフェッショナルとしてデータサイエンスにチャレンジしている環境です。目線を合わせながら、教え高めあうことができます。ジョイン当時は、統計を専攻されていた鈴木さんが親身に統計の知識を教えてくれましたね。
-目標はありますか?
AIと機械学習の最先端分野を修得し、経済理論・解析に応用して繋げていくことです。その想いが、サステナブル・ラボでのデータ解析に貢献したいというモチベーションになっていますね。
直近の目標は、自然言語処理を用いてESG/SDGsと企業価値との関係を分析し自分なりのモデルをつくることです。SDGsの言葉の概念関係と言語推論ができるようになれば、専門的議論によって作られるESG格付などの代替と相互発展が可能になると思っています。さらに、言語推論を経済・社会の解析にも応用していきたいです。
より大きな視点だと、より良い社会形成を目指すことが大学時代からの目標です。特にESGのSociety、Governance分野に興味があります。例えば、労働のあり方や社会選択において、どんな意思決定が社会の世界観を創り出すのか、データで解析していくこともひとつの目標です。
私は経済理論の新しい流れの中で実績を残しつつ、良き制度をつくること、世の中を良くする知識を追求することを、まだ諦めていません。今は遠いように見えますが、AIを用いた良き経済・サステナビリティモデルづくりが目標ですね。
-手応えを感じることはありますか?
自然言語処理で手応えを感じられる場面がありますね。例えば、企業の統合報告書からESG/SDGsに関する各種の実績や取り組みを抽出し、解析しています。こういった手法で、あらゆる企業のESG/SDGsの過去・現在・未来を少しずつ可視化していくことに関しては、少しずつ手応えを感じています!
-社内の雰囲気や働く環境はどうですか?
メンバーはサステナビリティの専門家、環境分野の研究者、サステナブルな生き方を目指している人、NPOや省庁での経験がある人、金融出身者、メガベンチャー出身者などが揃っていて、「互助」の雰囲気が醸成されています。スタートアップらしくカオスな部分もありますが、争わずに、困っている人がいたら知識のある人が助けたり、国籍を超えて認め合ったりということが自然にできていますね。サステナビリティや経済改革・資本主義改革といった理想を、代表の平瀬さんやデータチームメンバーと語り合うことができる、大人の青春時代のような環境は楽しいですね。
個人的にはフルリモートという環境を活かして、本と論文とコードと数式に向き合い、ひたすら悩み、アウトプットし、達成感を得るというエキサイティングな日々を送っています。
-こんな人にメンバーになってほしい!
【理数系の方】
技術的な会話の壁打ちができる理数系の方にぜひ加わっていただきたいです。因果推論に取り組んだ際は、回帰分析や相関関数を求める上での対話から、私自身多くの知識を吸収でき勉強になりました。技術者としては、情報・AI・機械学習に造詣が深い専門家が興味持ってくれると嬉しいです。アルゴリズム開発をできるような環境を作って、もはや私を育ててほしいくらいです。笑
【PMができる方】
研究者気質のメンバーが多いため、ロジックを追求しすぎたり自分が納得するまで時間をかけて調べたりする傾向があります・・・。プロジェクトのマネジメントしてくれる人、ウェルカムです!
【相手を尊重し認め合える人】
メンバーのバックグラウンドが多様なので、相手を尊重し認め合うことは大切な要素だと思います。言語の違いもあり、社内のコミュニケーションは正直苦労することもあります。私自身はゆっくり話すこと、相手の話を最後まで待つ姿勢で対話することを心掛けています。
-未来のサスラビアンにメッセージをお願いします!
サステナブル・ラボには優しいメンバーが揃っていて、自分なりの持続可能な生き方を実践している人がたくさんいるので、キャリアの面でも生き方の面でも刺激を受けられる環境だと思います。
私自身、かつて迷い人でした。将来に悩み、先の見えづらい就職活動をしていた頃に周囲の人が親身に私の人生を一緒に考えてくださったおかげで挫折と苦悩から立ち直ったという経緯があります。サステナブル・ラボも、そんな人の温かさを感じられる会社です。
未来のサスラビアンに考えてほしいことは、第一に貴方自身のサステナビリティです。良き人・良き社会人としてどのような価値を追求し、安定と成長の人生を過ごすのかということ。一緒に考えましょう!
-ありがとうございました!混沌とした世の中で自分らしく、ありのまま生きるとは何か、戸田さんの覚悟と希望が感じられるインタビューでした。
サステナブル・ラボでは、様々な職種での応募を受け付けております。私たちと一緒に、良い未来を創っていける方を、お待ちしております!
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