大手金融、事業会社からスタートアップへ!17歳から株をはじめた金融人がサステナブルな世界を目指したきっかけ / 社員インタビュー

今回の社員インタビューは2022年2月にジョインしたインゴさんです。ドイツ人として金融畑を渡り歩き、サスラボに辿り着いた彼が、どんな経緯、ビジョンを持ってジョインしたのか、お伝えします!

-自己紹介をお願いできますか?

生まれは京都で、母は日本人、父はドイツ人です。父が外交官だったため、幼少期は世界各地に住んでいました。中・高・大とドイツで過ごし、同時に日本語の補習校にも通っていました。高校卒業後の1年間は兵役のため、ドイツの軍隊に在籍していたこともあります。

中学時代に株を学ぶサークルに入り、17歳の頃に興味のあった株をはじめてみることに。儲かった株もあれば損した株もありましたが、負けず嫌いな性格ゆえ、なぜ損したのか?なぜ赤字なのか?と気になって、どんどん興味を持つように。そんな流れで、大学では商学・経営学を専攻。また、自分にとっては日本語が社会に出た時の差別化要因になると思い、日本に留学。さらに日本語をビジネスレベルにするため、卒業後は日本で就職しました。

-どのようなキャリアを歩まれてきたのですか?

大学院卒業後は、SMBC日興証券に入社。2年ほど働いたのち、モルガン・スタンレーの株式調査部で証券アナリストとして働きました。憧れていた株の仕事に就くことができた一方で、金融業界は忙しく、子供が生まれても、家族との時間は少なかったです。家族との時間をもっと大切にし、持続性のある働き方をしたいと思うようになりました。

そんな想いを持ちながら金融業界で4年程働いた頃、姉がデザイナーとして働いていたアディダスが人材を探していて、当時のCFOと気が合い転職。経営企画と財務を担当し、約5年働きました。アディダスは、2018年頃からサステナビリティ推進に注力するようになり、ビーガンレザーを使用した商品や、海から回収したプラスチックをリサイクルして製品化する取り組みなど、大小様々な規模で取り組んでいました。自分も、その頃には東京から長野に移住し、自然に囲まれながら、家族との時間もきちんと持てるような生活を送れるようになっていました。

キャリアや暮らし方が変わる中で、自身も「サステナビリティ」という概念に興味を持つようになり、もっと社会に大きなインパクトを与える方法はないのか、金融・財務領域で培った自分のキャリアを活かしてできることはないのかと考えるようになり、そんな時にLinkedInでサスラボの求人を見つけたんです。

-サスラボの面接を受けた時の印象は?

スタートアップということもあり、最初は何をしているかよくわからない会社だな、どうやって売り上げを立てているんだろう?という疑問があり、応募をためらっていました。そんな時にForbes JAPANに掲載されたサスラボの記事を見つけ、読んでみたら、やっぱり面白そうな会社だなと思い応募しました。(Forbes JAPAN 2021年11月号特集「AIが厳選!最強のサステナブル企業100社」でサスラボがデータ分析を担当)

面接でお会いしたのはCOO高橋さん。MBAホルダーの方が働いていて、グローバルを目指している点に魅力を感じました。当時は自社開発の非財務データバンク「TERRAST β」の方向性が明確に定まっていませんでしたが、どの方向に行っても金融業界や事業会社で働いた自分の経験やスキルを生かして貢献できると思いました。

-大企業からスタートアップへ転職することに戸惑いはなかったですか?

長野に移住後、妻が小さなケーキ屋さんを立ち上げ、それを手伝う中で「ゼロイチって面白い!」と気がつきました。大企業では、自分は小さな歯車になるしかなかったけれど、小さな組織で大きな歯車になる楽しさもあると知り、トライ&エラーを繰り返して、ゼロから創り上げていくスタートアップに魅力を感じていたので、大きな戸惑いはなかったですね。

サスラボはグローバルを目指しているスタートアップであること、金融と事業会社で培った自分のスキルを活かせること、ゼロイチのチャレンジができること、サステナビリティの知見があること、この4つが決め手となってジョインすることにしました。

-サスラボでどんな業務をされていますか?

大きく3つの業務に携わっています。正式にはDirector of ESG Research & Solutionsという肩書きですが、正直なところ、何でも屋さんです。

まずはプロダクト開発。上流から下流まで全てを見る立場として、「TERRAST β」を使うユーザーの声を開発に繋げる役割を担っています。顧客が解決したいことを踏まえ、中長期的な視点で考え、チームへフィードバック。限られたリソースの中で、よりユーザー視点に立ったプロダクトを作るために日々奮闘中です。時にはUI/UXを指摘することもあり、私の日々の小さな気づきや意見がスピード感をもって反映されるので、組織の大きい歯車になったことを実感し、やりがいを感じています。

2つ目は事業開発。やはり成長している企業は、ユーザーとWin-Winの関係を構築できているので、「TERRAST β」のエコシステムをつくる重要性を感じています。そのためには、どんな提携先と、どのような方法で組めばいいのか、マーケットの中にどれくらい潜在的市場があるのか、競合がいるのか、などを考えながら実行しています。

3つ目は財務や資金調達周りのサポート。社内の資金管理に携わっています。また、個人的にスタートアップやベンチャー企業の資金回りに興味があることと、投資銀行や事業会社で培った財務経験が役に立つかもしれないので、CFOの貴志さんがVCと対話する際は、同席しています。

ーサスラボに入ってから感じたギャップはありますか?

スタートアップにもかかわらず優秀な方が多く、刺激のある環境だと思います。一方で、私はこれまで大企業での勤務経験しかなかったので、大企業では当たり前のことが、スタートアップでは当たり前ではないカオスな状況に戸惑うこともあります。でも、この状況をポジティブに捉え、自分から積極的に提案して、創り上げることを楽しんでいます。

-働く環境はどうですか?

長野に住んでいるので、仕事は100%リモート。コミュニケーションはチャットが多めで、必要に応じてSlack電話も使います。サスラボの顧客や提携先の方もリモートでの打ち合わせに慣れていると感じます。どこからでも働けるのはありがたいですね。

-休みの日は何をしていますか?

薪割りが趣味で、自分で原木からチェンソーで伐って、軽トラで家まで運び、斧で割るこだわりっぷりです。仕事ではずっとPCと向き合っているので、体力も使えるし、庭で昆虫を見つけたり、木の香りを感じたりすることもできて、良いですよ。自然とのふれあいを楽しんでいます。

あとは時々、軽井沢の私立学校で金融について教えるボランティアをしています。2~3ヵ月に一度、生徒たちに向けて株の講座を開き、身近な例を用いて売上と利益の違いや、会社がどうやって利益を稼いでいるのかなどを教えています。

-今後の目標を教えてください!

事業を通して、よりサステナブルな世界にすることに貢献したい、社会的インパクトを出したい、と思っています。我々だけでなく、顧客や提携先を巻き込んで色々な活動をする中で、少しずつ手ごたえを感じています。

個人的な目標としては、サステナビリティ評価・分析のエキスパートを目指したいと思っています。この分野のことなら「是非インゴさんの意見を聞きたい!」と言われるようになりたいですね。

-ありがとうございました!金融畑の経験を携えて、サステナビリティの畑を耕すチャレンジをはじめたインゴさん。強くて優しい世界の実現に欠かせない人ですね。薪割りや金融教育のボランティアと、仕事中の顔とプライベートの一面のギャップも魅力的です!

採用拡大中のサスラボでは、様々な職種での応募を受け付けております。私たちと一緒に、良い未来を創っていける方を、お待ちしております!

Interviewer&Writer:Mizuki Sato(PR)


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